「初心者でも分かるミックスの基本|音楽制作で音をまとめる方法」

今回は『ミックスとは何?どんな事をするの?』という話をしていきたいと思います。

先に結論ですが、ミックスとは

“バランスを整えて楽曲をまとめる”

作業になります。

イコライザーやコンプレッサー、リバーブなど、いろんなエフェクターを使って音量や周波数、音圧を調整したり…色々とあるとは思いますが、結局これらは調整の道具に過ぎません。

大事なのはこの「バランスを整える」という言葉に何が含まれているか、という点です。

ミックスでは『音』という目に見えないものを扱うため、音の実態や本質を理解しておくことで、やり方や何を使えば良いかの理解が深まります。

私のBlogでは、道具やエフェクターの使い方ではなく、原点である音やミックスの本質的な部分、物理的な面の話をメインにしていきたいと思っています。

はじめに音とは?

そもそも音とは何でしょうか?

みなさん、手と手を叩いてみてください。手と手が当たる瞬間に振動を感じますよね?

その振動が空気を震わせ、我々の耳(鼓膜)に伝播して、音として認知します。

強く叩くとどうでしょうか?

そう、音は大きくなります。

振動が大きくなると音も大きくなります。

振動 → 空気を伝わる → 鼓膜に響く

この一連の流れをイメージすると分かりやすいです。

また、この波は空気(媒質と言います)と共に時間変化がないと成立しません。

まとめると、音とは物理現象としては波であり、それを人が音として認知しているということになります。

音の要素

では波である音、皆同じかといえばそうではありません。

  • 大きい音、小さい音
  • 高い音、低い音
  • 明るい音、暗い音
  • 鋭い音、鈍い音
  • 広がりがある音、狭い音

これらは音のキャラクターの違いですが、分かりやすくするために3つの要素に分類されています。

そう、音の3要素です。

学生時代に習った方も多いかと思います。

  • 音量
  • 音程
  • 音色

大変分かりやすく解説しているサイトがありましたので掲載いたします。:音の仕組み解説

しかしながら、私的には音を3要素のみで分類するのは無理があると感じていて、理解に及びにくいのかな、と感じています。

音量は振幅、音程は基音の周波数で比較的理解できますが、残りの音色に関してが含まれているものが多いため曖昧だと思います。

音色の定義例:同じ音量・音程でも音が違って聞こえる理由、または要素。倍音構成、時間的特性(エンベロープ:アタック/ディケイ/サステイン)、その他音源固有の特性(位相・ノイズ成分など)

とすると、理解のためには以下5つの要素で分けるのが適切だと思っています。:

  • 音量
  • 基音(音程)
  • 倍音(その他構成音)
  • 時間的特性(エンベロープ、ADSRなど)
  • ノイズ・位相などの音源固有の特性

改めてミックスとは?

最初にお話しした通り、ミックスは“バランスを整えて楽曲をまとめる”作業です。このバランスには上記の5つの要素の調整も含まれます。

さらに、定位という要素も大切です。定位とは音を楽曲内でどこに配置するかを決めることです。左右の配置だけでなく、奥行き(前後)や上下も含まれます(上下は個人差があります)。

まとめ

ミックスとは、バランスを整えて楽曲をまとめる作業であり、多岐に渡る要素を調整して行います。

大切なのは、目的と手段を理解することです。音が大きいから下げる、小さいから上げる、目立たないから目立たせる、といった行動には必ず目的があります。次に、どうすればその目的を達成できるかを考え、手段を選びます。

この理解を元に、音量を上げ下げするにはフェーダー、基音・倍音の調整にはイコライザーを使う、といった手段を適切に選択します。

目に見えない音を扱うからこそ、音の成り立ちや要素を理解しておくことが大切です。最終的には、自分やクライアントが「最高!」と感じる楽曲に仕上げることが最も重要です。

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